どうも、代表の金児です。
気づけば3月。今年も2ヶ月経過しまして、あっという間の日々ですねー。皆様お元気にされているのでしょうか?
直近はROOPのオープンもあり、ブログを更新する機会も減っているんですが、今日スタッフと話してブログに書き留めた方がいいかな?と思ったことがあったので、ここに残しておこうと思います。
表題の言葉は私が過去に人からいただいた言葉で、今も私が大切にしている考え方です。
数年前に私はパニック障害を発症して、ベッドから立てないような状況になったことがあります。それからも数ヶ月に一度発作のように強い症状が起きるのですが、それも含めて今は自分の身に起きて良かったことやと思っています。
「そんなふうに思えるのは金児さんやからですよ。」
みたいに言われるかと思いますが、もしかしたらそうかも知れませんしそうでないかも知れません笑
でも今日はそんなふうに考えられるかも知れない、”生き方のヒント”のようなお話ができればと思います。
物事を受け入れるには時間を要する
私は本気で世の中で起こる事象の全ての受け止め方を変えていけると思っています。
もちろんそんな生優しいことじゃない辛いことも世の中にあります。
自分では捉えきれないようなことを抱えている方にとってはお叱りを受けるかも知れません。
私にとっては父が自殺で亡くなったことがそうかも知れません。
誰からどんな言葉をかけられても受け入れられず、どん底に叩き落とされたような感覚でした。
亡くなって1ヶ月。
車に乗ると動悸を打つようになり、イオンモールのような環境に行くと吐き気がする、映画館に入ると強烈な不安に襲われる、こんな症状が出てパニック障害と診断されました。
時に得体の知れない不安が頭を包み込んで、呼吸がうまくできない。
生活に支障をきたすようになって、父を恨むような気持ちになったこともあります。

死からも気づきをいただき生きていく
父の死から時は進み、薬を飲みながら少しずつコントロールできるようになってきました。
7年経って昨年、精神科の先生に
「今のあなたなら大丈夫。お父さんの死からいただいたものもあるはずですよ。」
と、言われ、いろんなものがスッと引いていったような感覚がありました。
そして、その場で先生の目の前で滝のように涙が流れて行きました。
父の死をようやく意味のある事象に変えられた気がした瞬間でした。
人生最大のショックを糧にできた(いいことだった)と思えるようになるのに、8年という月日がかかりました。
SOC-出来事には必ず意味がある
この道中、私は奥先生のような素晴らしい先生と出会い、たくさんの知識や知恵をいただく中で、
教えていただいた言葉にSense of Coherence(SOC:センスオブコヒアランス)という言葉があります。
これは1970年代にアーロン・アントノフスキー博士という方が提唱した言葉です。
物事を受け止めるには過程があり
・把握可能感
・処理可能感
・有意味感
この三つの過程を踏んで、物事を乗り越えていける。私はこの力を全ての人が備えていると考えています。生きてきた環境も含めて全て人は違うし括れないかも知れない。でもそう考えて生きる方が素敵じゃないかなと思うんです。

私はパニック障害の発症と引き換えに、精神的に辛い人の気持ちが少しわかるようになりました。
うつ病で苦しむ人の心理が自分ごとになりました。あれだけ辛い経験から得たものがたくさんあるのです。
人生って不思議。あんなに辛い経験に心から感謝しているし、父の息子で良かったといつも思う。
私がこれだけ口が立つのはまず間違いなく父の遺伝子だw
やっぱり”自分に起きたことは全ていいこと”です。

終わりに
人生生きてりゃいいことも悪いこともあります。会社のスタッフに向けていうなら、私よりも人生の先輩の多い会社なので、代表の私がこんなことを言うのも変な話ではありますが、私は全てのスタッフの人生を心から応援していますし、支えていくつもりで日々試行錯誤してます。
だから少し抱えきれなくなったり、しんどくなったら無理せずに声をあげてください!
どう今を生きるのが一番良いか、一緒に考えさせてもらいます。
ながーくなりました笑
私の周りにいてくださるみなさん、本当にいつもありがとうございます^^
