毎度、金児です。
気づけば1月も下旬差し掛かりまして、また1ヶ月が過ぎようとしています。時の流れは平等ではありますが、こうやって歳をとっていくのだなと感じます。笑
さてさて、今日は今年から新たな取り組みとしてとあるスクールで講師をしておりまして、そこで生徒さんに話した、”人に伝える”という視点での話をしたいと思います。
私は学生自分、教師という職業に憧れていました。
コンサルティングや講演の経歴から講師業は進めてきましたが、このような形で教育に関わらせていただけることもありがたいことです。
まじの余談ですが、同級生で幼馴染に飯田くん（いいさん）という友人がいまして、彼は子供の頃の夢そのままに教師になったので、初志貫徹できる人というのはすごいなーと今も思い返します。（誰うま地元トーク）
相手にわかる言葉・届く距離で
私が前述した講義をしているのは、主に社会人でお仕事をしながら通うスクールです。
いわゆる親が払って子供が通う学校ではなく、大人が自腹で学びにくる場所です。故に、受講生の熱量が非常に高い。授業中も終了後も、質問がたくさんきます。（マジで残業代いるやつw）
これだけ熱量の高い学生に生きた知識を届けられなかったら、それは講師側の責任やろ！と思いますので、毎回気合いを入れてその日に望んでいます。（私の学生時代は非常に不真面目だったので、生徒さんを見て背筋が伸びます）
ただ、生徒さん達のバックグラウンドは様々であり、知識にばらつきがありますし、年齢もマチマチです。
故に”話す速度”や、”その日の理解度”に合わせて内容を適宜調整します。
これって生徒さんに対する教育だけではなく、クライアントに対する広報・営業活動でも同じことが言えると思います。もっと言えば、部下の指導や上司への提言でも同じことが言えるかもしれません。
上手い人のトークは、聞いていて引っかかりが少なく言葉がすっと入ってきませんか？
言葉遣いも丁寧だけどガチガチな言葉でなく、親しみやすく、例え話がうまく、ストレスなく自然に聞けるような。
これを私はその人のセンスや特徴ではなく、スキルと捉えています。
このような淀みのない言葉を届けるには確実に訓練が必要です。
- 相手のリアクションを汲み取る力
- 自分が話したいことを整理する力
- 届きやすい言葉の工夫
- 相手との適正な距離を図る力
言葉を扱う仕事（我々のような対人支援職）において、これらのスキルは必須と考えます。日々の人と話す時の自分の話し方、話すクセなど見直してみましょう。
私にしか届けられない言葉で・・・
授業の中で、生徒さんから営業のコツや営業場面で喋る内容についての相談がたくさん出てきます。私は実際のコンサルさながらに伝えるのですが、そこで一番大切にするのが”自分の言葉で届ける”こと。
当たり前ですが、事前に準備した資料の言葉の方が練りに練った言葉なので、文字としては届きやすくて当たり前です。
でも、人は営業資料から商品を買わず、結局は人からものを買うのです。
駅前で受け取ったチラシで商品を買う人はどれくらいいるでしょうか？そのままカバンの中でグシャリ。そんなことも多くありますよね。
そう考えれば、”あなた”が届ける言葉、”あなた”にしか届けられない言葉でなければ、あなたが話す意味がありませんし、右から左に流れずにちゃんと聞いていただかないとそもそも届かないのです。
あなたの言葉で、熱量で、重みで、伝えるから人の心は動きます。
もし商談がうまくいっていない方、上司や後輩への伝達がうまくいってない、そんな人はまずちゃんと自分の言葉で話せているか見直して見てください。
そもそも、そんな場に立てていない場合、まずちゃんと自分の言葉が届く場のセッティングに力を入れてみてください。
あなた自信があなたの商品を好きであること
過去にメガネを買いに行った時、コンタクトレンズか裸眼の店員さんが、とても丁寧にメガネの説明をしてくれたことがあります。
「いやそんなけ好きなんやったらメガネかけたらええのに」と、私は非常に滑稽に思いました。
”熱く語っているあなた自身が使っている”
これが一番説得力がある。ほんまに日常で使っているかどうか、そんなことはどうでもよくって、”買う側にとって納得感があって、気持ちよく買えるかどうか”が重要と言えます。
話し手として、自分の成功体験や、自分の扱う商品に愛がないと言葉に重みがうまく乗っかりません。
この視点でお話しができているか、少し見直してみてください。
最後に
いかがでしたか？人によっては当たり前のことばかりだったかも知れません。
でも、知らず知らずに忘れ、意識しなくなることが多いこととも言えます。
言葉の扱いに不安がある、手応えのない人はぜひ一度立ち止まって整理してみましょう＾＾
最後に今月末に大阪府医師会の研修でお話しするので、そのチラシだけ共有して終わりにします！
それではまた！！
