まいど、代表の金児です。
先日、2025年4月27日にかねてより準備してきたfamilinkと大阪鶴見ひなた内科・在宅クリニックとの共催イベントである、
「トラベルドクター伊藤先生特別講演&意見交換会」
が無事に終わりました。

伊藤先生が主催したたびかなプロジェクトに支援をさせていただいたのは、実に4年前。

川畑先生と一緒に支援させていただいた日から、気づけばこんなにも時間が経ちました。
それでもこの企画をずっと考えてこれたのは、鶴見区という街でコロナ禍を川畑先生と共に乗り越えられたからに他なりません。
世の中の価値観は良くも悪くも大きく変わりました。
会いたくても会えない、出かけたくても出かけられない。
そんな生活を実際に経験して、オンラインの手軽さを得て、オフラインの大切さに気がついたと思うのです。
トラベル🟰旅行はその最たるものであると私は考えています。
コロナ禍にオンライン修学旅行というものを見て、なんとも言えない気持ちになったことを覚えています。
体験というものは何にも変え難い価値があると私は再確認しました。

日常を守る私たちと、非日常を叶えるトラベルドクター
在宅ケアを支える我々は、利用者さんのリアルな声と日々向き合います。
特に介護職は、日々の生活を支える中で時には家族よりも近い距離で利用者さんに寄り添っているはずです。
「自分で食べるものを選びたい」
我々が当たり前にしていることを、介護を受ける利用者さんは求めている。
こんな場面は少なくありません。
このような利用者さんにとって、”100m離れたスーパーに行くこと”も大きなチャレンジであり、旅なのかもしれません。

玄関のドアを開ければそれは・・・
伊藤先生と川畑先生と打ち合わせを進める中で、伊藤先生が
「玄関ドアを開けて外に出ればそれはもう一つの旅行ですよね」
こんなふうにお話しくださったことが印象に残っています。
生まれ育った地に行くこと、思い出の地に行くこと、それだけが旅行ではない。
もしかしたら、一歩だけかもしれない。数百メートルだけかもしれない。
ほんの小さな挑戦を同じ目線で見てくださっていることに非常に感銘を受けました。
誰にとっても空は同じように存在していて、平等に共有されている。
伊藤先生が話してくださった皆さんへの声掛け
「空を見に行こう」
素敵な言葉です。

身近なあなたがトラベルドクター?!
講演では貴重なお話を聞かせていただき、その後のグループワークでは出席した多種多様な職種の皆さんから、リアルな体験を誤共有いただきました。
どのエピソードも素晴らしく、こうやって目の前の利用者さんに向き合っている人がこの場にたくさんいることが嬉しい。
医師の先生方が介護スタッフのお話に熱心に耳を傾けていたのが印象的でした。
「我々には聞けないリアルな声を聞いているのは生活を支える介護スタッフだ」
この言葉は伊藤先生、川畑先生共に何度もお話しされていた言葉。
医療・介護といった枠を超えて、現場を支えるスタッフへのリスペクトを欠かさない先生方に私は常に感銘を受けています。
本当の意味でのトラベルサポーター(ドクター)は現場を支える皆さんかもしれませんね。

最後に
多世代交流拠点ROOPオープン後、初のトラベルドクター講演イベントを終えて非常に嬉しく思います。
今回のご縁から日常の夢と非日常の夢が繋がり、たくさんの人に届きますように。
参加してくださった皆様、伊藤先生、川畑先生、協力してくれた弊社スタッフ、心より感謝申し上げます。


株式会社familink 代表 金児大地